2012年8月23日木曜日

2012年8月7日火曜日

「AION」“Episode 3.0”の概要や「リネージュ」「リネージュ2」の今後の展開も明らかになった「エヌ?シー?ジャパンが行く 10th Ann

エヌ?シー?ジャパンは12月28日と12月29日の2日間,オフラインイベント「エヌ?シー?ジャパンが行く 10th Anniversary 感謝祭」を,東京のベルサール汐留にて開催した。初日となる12月28日には,「The Tower of AION」と「リネージュ」を,12月29日には「リネージュ2」を中心としたイベントが行われたのだが,本稿では両日の主な発表内容を,まとめてレポートしよう。※12月29日21時40分頃,「リネージュ2」オフラインイベントに関する情報を追加しました「The Tower of AION」公式サイト「リネージュ ~Eternal Life~」公式サイト「AION」の次期大型アップデート 「Episode 3.0」の導入は2012年春!まずは,MMORPG「The Tower of AION」のカンファレンスで発表された,「Episode 3.0」の内容から紹介していこう。Episode 3.0は,AIONでは久々となる大型アップデートだ。マイキャラのレベルキャップが従来の55から60に開放され,膨大な量のコンテンツが追加されるが,会場内がひときわ盛り上がったのは,新要素「ハウジング」の導入に関する発表だった。Episode 3.0では,天族と魔族の首都エリアのすぐ隣に,ハウジング専用の広域エリア「エリアン」「ペルノン」が追加される。そこには,プレイヤーキャラが自由に家を建てられるのである。エリアがインスタンス形式ではなく,ワールド内に直接存在しているところがポイントだ。景観はリゾート地そのもので,のどかな森林や海岸線が見えるほか,紅葉や積雪など,四季による変化も確認できる。マイキャラが建てられる家には5種類のランクが用意されている。ディーヴァなら誰でも建築できる「テラスハウス」をはじめ,ワールド内にたった4軒しか建てられない「豪華邸宅」といったものもあるそうだ。屋内には家具などで飾り付けができるほか,アイテムをクローゼットに保管したり,食事で強力なバフが得られたり,知人の家を登録することでワープできたりと,直接的なメリットを得ることもできる。新たな広域エリアが2つ追加 インスタンスダンジョンや新機軸のPvPvEも登場Episode 3.0では“龍界”の中央付近に,新たに「サルファン」と「ティアマランタ」というフィールド型の広域エリアが追加される。龍界ということで当然ハイレベル向けエリアなのだが,インスタンスダンジョンを中心とした,さまざまな新たなコンテンツが用意されているそうだ。【広域エリア:サルファン】龍界の北部に位置する広域エリア。煉族の支配下にあるエリアで,中央にある拠点「カマル」から放射状に広がる風道を使って,各地へ手早く移動できる。このエリアから,後述するインスタンスダンジョンへ行けるとのことだ。【広域エリア:ティアマランタ】龍界の中心部に位置する広域エリア。エリア内に4つある“根源”なるポイントを制圧することで,中央にある「ティアマランタの目」と呼ばれる別エリアへ侵入できる。根源は1フォース未満で攻略できるが,3時間ごとに制圧状況がリセットされ,龍族が再び占拠してしまう。ティアマランタの目の中枢には,PvEとPvPのエンドコンテンツがそれぞれ用意されているそうだ。それ以外にも全ワールドにおける低~中レベルキャラクターを対象とした「ルーキーサーバー」や,「種族保護?対人補正」の撤廃など,見どころたっぷりのアップデート内容となっている。気になるEpisode 3.0の実装時期は「2012年の春」,「5月まで行かず,3~4月に実装できるよう調整中です」とのことだ。イベント開始前の前座として,同社のファンにはお馴染みのMCタナベ氏が登場し……なぜか歌い出した。なかなか堂々としたパフォーマンスで,会場内の雰囲気が一気に和らいだ来場客が天族?魔族に分かれて30対30のPvPを繰り広げるスティクロエディション。テンペルの砲台も登場し,相変わらずの盛り上がりを見せたイベントの会場内から,AIONの通常サーバーに侵入してPvPを行うイベントも行われた。画面を覆い尽くさんばかりの襲撃者に,一般プレイヤーはさぞかし驚いたことだろう「リネージュ」では「スリーサプライズ アップデート」が発表に続いて,ベルサール汐留の別フロアにて行われていた,「リネージュ」のイベントについても紹介しよう。ここでは,2012年におけるゲーム内外の展開「スリーサプライズ アップデート」の内容が発表された。【1】ゲーム内アップデート具体的な日程こそ語られなかったが,2012年に予定されているゲーム内アップデートが一部紹介された。高レベル用の「変身」や,「ラスタバド」「象牙の塔」といった既存ダンジョンのリニューアルなどが明らかになった。詳しくはスライド画像を参照してほしい。【2】美樹本晴彦氏によるイメージイラストリネージュのイメージイラストを,「超時空要塞マクロス」などで有名なデザイナー美樹本晴彦氏が手がけることが明らかになった。会場では君主のラフイラストが公開されたのだが,完成版は,来年の初旬から,公式サイトで順次公開予定とのことだ。ちなみにイベント会場では,美樹本氏からのビデオレターが上映された。氏は,ハマってしまうのが怖くて最近はゲームで遊ばないそうなのだが,スタッフから話を聞くうちに,あらためて興味が湧いてきたとのこと。今までのリネージュファンにとって違和感がなく,それでいて自分らしいイラストでリネージュを表現したいと,意気込みを語っていた。【3】日本独自コンテンツ日本のリネージュのために,新たなコンテンツが実装されるという。今回紹介されたのは,日本の「戦国時代」をモチーフにしたエルフと侍のグラフィックスで,外見が段階的に変化していくという。レベル50代のキャラクター育成における,モチベーションの向上を期待して導入するとのことだ。12月29日は「リネージュ2」のイベントで大盛り上がり 次なるアップデートの先出し情報もここからは,「エヌ?シー?ジャパンが行く 10th Anniversary 感謝祭」の2日目(12月29日)に行われた,MMORPG「リネージュ2」のオフラインイベントについてレポートしていこう。「リネージュ2」のオフラインイベントで行われたカンファレンスでは,同作のプロダクトマネージャーを務める五條隆将氏が登場。今後予定されているアップデートの情報が,世界で初めてこの場で紹介された。日本の運営チームからの要請によって開発された,いわば「日本発コンテンツ」も多く含まれているという。さっそく内容をチェックしていこう。「リネージュ2 ~The Chaotic Throne~」公式サイト■新エリア「業火の種」グレシア大陸の“種”にまつわる4番目のエリアとして,「業火の種」が開発中だ。ここは高レベルキャラクター向けの狩場で,「機械都市」がコンセプトとなっている。エリア内は階層構造となっており,1階は動力室っぽい雰囲気。動力室で生み出されたエネルギーが2階へと供給され,そこで何やら怪しげなモノが作られているそうだ。エリアのラスボスとして君臨するのは,“人格を持った”武器の「タウティ」。これを見事に討伐すると,「タウティ武器」を製作するための材料がドロップするとのことだ。完成させた武器の性能は極めて高く,最初から複数の特殊能力が備わっており,範囲内の敵をノックダウンさせる効果まであるという。ハイエンドプレイヤーにとっての大きな目標になりそうだ。■「攻城戦」がリファインリネージュ2を代表するコンテンツ「攻城戦」に関して,今後長期的にリファインを行っていき,PvP人口を拡大する構想があるとのこと。今回のカンファレンスでは,占有した“城”に関するシステム変更が発表された。五條氏によると,城主が城を占領する際,「光の城」または「闇の城」を選ぶことができ,それぞれで違ったメリットが得られるようになるという。たとえば光の城では,オーソドックスなバフ効果などが得られるが,闇の城だと「領地から税金を多めにふんだくれる」といった違いがある。闇の城の領地に滞在するプレイヤーにとってはたまったものではないが,打つ手がないわけではない。たとえば,住人から得た税金は,NPCによって闇の城に運ばれるのだが,プレイヤーはそれを襲撃することが可能なのだ。そのほか,闇の城主を城から追い出せるチャンスも作れるようになるという。ベーシックな基本システムの中にハードな仕様が見え隠れするリネージュ2らしい,なかなか興味深いシステムに仕上がりそうだ。これらの攻城戦システムは,2012年の梅雨頃から段階的に実装予定とのことである。処刑場が「ギロチン要塞」にリファインされる予定も。モンスターの周囲に「カオスシールド」が張り巡らされており,まずそれを解除する必要があるとのこと風の龍「リンドビオル」が登場。出現するエリアは限定されておらず,アデン大陸の各地に出現するのだそうだ武器の外見だけを任意の別アイテムに変更できる“武器加工石”。見た目はピコピコハンマーだけど中身は超強力な武器,といったギャップも実現可能カンファレンスではそのほかのアップデート予定についても,“超極秘情報”として紹介された。極秘情報と言う割には結構な数があったのだが,さすがに具体的な内容や,詳しい実装時期などは明らかにされなかった。しかし,たとえば“水着”なら,夏に間に合わせるようにしたいなど,旬を逃さない努力はするとのことだユーザー参加型アトラクションも大盛り上がりエヌ?シー?ジャパンのオフラインイベントではお馴染みの,来場客参加型のさまざまなアトラクションも行われた。同社のイベントは,会場内のPCから一般サーバーに接続したり,ニコニコ生放送と連動したりと,興味深い試みが多く行われるため見ていて飽きない。60台以上のPCを管理するスタッフの手際の良さも相変わらずで,会場内のみならず,ニコ生視聴者やゲーム内のプレイヤーをも巻き込み,大いに盛り上がった。■「激突!ネクカタの戦い」来場客が3つのチームに分かれて戦うPvP型アトラクション。各チームには総大将となるフラッグモンスターがいて,それを守りつつ,相手のフラッグモンスターを倒すという内容。21名で構成された3つのチームが激しいバトルを繰り広げた。■「アカネDEバトルロイヤル」先日のニコファーレでのイベントでも大盛況だった“アカネ”シリーズの第2弾。来場客がアカネ(赤ネーム,すなわちPK状態)キャラを操作し,3チームに分かれてバトルロイヤルを繰り広げるという内容だ。戦いの舞台が,フランツサーバーの悪魔の島であることが発表されるやいなや,ニコ生経由でプレイヤーに情報が伝わり,開始から5分後には凄まじいPK合戦が展開されることとなった。■「新旧FS大納会」同社ならではの試みであるFS(ファン&サポート)の一員としてリネージュ2を盛り上げてきた,新旧スタッフが登場。今だからこそ話せる暴露話などを,思い出話などを交えつつ振り返っていった。